当寺は、妙見菩薩という、ちょっと耳慣れない仏様を本尊とする全く新しい寺院です。
本尊妙見菩薩像は、京仏師大和宗雲師の作です。

妙見菩薩とは
 妙見菩薩は、元々星への自然崇拝から始まった信仰を起源とします。
 星に対する信仰は、すでに原始人にもありましたが、西暦紀元前3.000年頃の古代バビロニアに始まり、インドのヒンズー教を経て大乗仏教に入り、「七仏八菩薩諸説陀羅尼神呪経(妙見神呪経)」という経典として密教部に組み込まれ成立しました。
 中央アジアの北半球の遊牧民にとっては、自分の位置を知るための北極星は、まさに命綱であり、なくてはならない存在でした。それゆえ、北極星をただ物として眺めるのではなく、神仏として崇拝しました。
 この北極星を、妙見菩薩という御名の仏様として尊崇するのが、妙見信仰なのです。
妙見信仰と日本伝来
 3~4世紀の頃、中国で仏教としての妙見信仰が確立し、漢民族固有の北斗七星信仰と習合し、朝鮮半島を経て597年に百済の琳聖太子阿佐により日本の聖徳太子に伝えられ、朝廷の守護神として祀られました。
 「日本霊異記」にも、妙見菩薩の逸話があり、宮中においても御灯の行事として毎年3月3日と9月3日の両夜には、天皇御自ら北辰に御灯を献じて祈られておりました。
 天の中心にあって動かず、いつでもどこでも仰ぎ見ることができる北極星は、天上から地上の人々の日々の営みを遍く見通され、人々の運命までをもつかさどる存在としての御神力を讃えた尊称が妙見なのです。
 また、北斗七星は妙見菩薩の眷属とされています。
妙見菩薩と占星術
 人が生まれる日に、出生地の真東に上ってくる北斗七星が、その人の運命を基本的に司配する星で、これを本命星といい、貪狼星・巨門星・禄存星・文曲星・廉貞星・武曲星・破軍星がそれです。
 一方、毎年の運勢を左右する星を当年星といい、日曜星・月曜星・火曜星・水曜星・木曜星・金曜星・土曜星・羅候星・計都星の、いわゆる九星がそれです。
 この二つの星の組み合わせによって、俗にいう厄年が算出されました。
 人には、誰でも本命星・当年星・本命宮・本命宿があります。
 本命宿は、宿曜占星術でいう命宿のことで、その人が生まれた日に月が宿っている星座のことで28宿ありますが、宿曜占星術では、古来より太陽が君臨する牛宿を省いて27宿とするのが習わしとなっています。
 妙見菩薩は、その統合的存在で人の運命から、天候などの自然現象に至るまでの一切をつかさどるとされています。
 それゆえ、妙見のほかに、尊星王、天帝、太一などの別名があるのです。




真言密教の妙見菩薩供養法に則り、様々な供養を行っております。
ただし、護摩供養は現在行っておりません。










また、真言密教伝来の宿曜占法に則り、対人関係・恋愛・性格・才能・将来・夢・家庭・カルマ・信仰など、宗派を超えた様々な相談やご祈願を行ってます。





 
北辰閣の活動内容
 首都圏の菩提寺を持たない方々の求めに応じて、葬儀・法事・墓前回向などの供養や、自動車加持・厄除け・鎮宅などの様々なご祈願の出張法要を、旧来の古い檀家を持たない全く新しい寺院という立場で、機動力を活かした活動を行っております。ただし、基本的に他宗教の干渉は致しません。また除霊などは行っておりません。予約が必要です。内容によっては、お断りする場合もございますので、何卒悪しからずご了承ください。
住所
北辰閣宝物庫

会津藩士 柴外三郎の刀
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埼玉県深谷市上野台2997-3



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星 慶宗



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